冷蔵庫に牛乳があたかもしれない

タイトルはFLASH時代からお気に入りのフレーズから。ポケモンが好き。技術や教育などについて書くつもり…

自分用Redmineを始めてみた

今週のお題「新生活おすすめグッズ」ということで、 Redmine を挙げてみる。 グッズという表現が正しいかはさておき、年度が替わり、個人的に導入して活用し始めたRedmineを紹介したい。

Redmineとは

プロジェクト管理を行えるツール。 会社で、プロジェクトの計画や進捗を誰もがわかるようにして管理するもの。

どう使うのか

自分自身を管理する。 自分の時間と成果物を管理する。

きっかけ

僕は自分の行動やスケジュールの管理が得意でない。 気が散りやすいタイプなので、やりたいことは多いし、いろんなことに手を出そうとするのだけれど、結局どれも中途半端に終わることが多い。 その結果がいまの僕のキャリアというか、器用貧乏さに繋がっていると思う。

小学生くらいのころから親に勧められて読書記録と家計簿をつけ始めたが、読書記録は全然続けられなかった。 あまり意味を感じなかったのと、面倒だったから。 一方、家計簿はそれなりにやれていた。やれていたのだが、変に凝りすぎるところがあって、媒体を紙からエクセルに変え、ときどきフォーマットを変え、あれこれしているうちに続けられなくなった。理由は、入力内容が細かくなりすぎて、時間がかかるようになってしまったからだ。

話がそれたようだが、このことは僕にとって非常によくある行動パターンであり、次の2つの問題点がある。

  • 時間のかけ方が計算できておらず、下手。
  • 思いつきでいろいろやりすぎる。

これらについて、どうにかしたいとは思うのだが、なかなかうまくいかないのが現状だった。

Redmineを使う

ここまで読んだ人は、結局Redmineとやらも同じように思いつきでしかなく、使わなくなるのでは?と思うかもしれない。 自分でも少しそれは感じるところがある。これまでもそういうものがとても多かったから、さすがに自分でもそう思う。

しかし転職して、現場で1年近くRedmineを使ってきて、これはけっこうありなのではないか、飽きっぽい自分でもやれるのではないかと思って始めることとした。

活用のポイント

記録が簡単

自分がやりそうなことを種類ごとにプロジェクトとして分けて作成しておく。 そこに小テーマごとにチケット(掲示板でいうスレッドに近い)を発行し、一言二言メモをする。それだけでよい。

時間の管理が簡単

work-timeプラグインというのを入れての機能だが、これが便利で使いたいと思った、一番の動機の部分にあたる。

僕はあれもこれもに手を付けがちなので、時間が分散してしまって、まとまった成果が上がりにくいし、何をやったかがわからなくなってしまうことがある。 しかし、記録する際にざっくり15分単位の時間を入力するだけで、後から時系列と事柄のマトリックス上に、自分がやったことを一瞥できるようになる。 メモも一か所にまとめられるので、学習成果を後から参照しやすい。

後からの参照が簡単

似たような、自己管理ツールとして手帳があると思う。 昔から手帳を使いこなしたいという気持ちはあったものの、ほとんど使うことができなかった。 理由はいろいろあると思うが、何より、アナログでの記録は後からその情報を活用するのに向いていない。それに、物理的な制限が多くて、情報過多になりがちな僕にとってはスペースが足りない。細かかったり、書ける場所が大きいものは凝りすぎてしまってうまく使えない。

Redmineはデジタルなので、とりあえず後から辿りやすい(検索もできるし)。それに、文字量の制限はないようなもので、たくさん書いても書かなくてもよく、気軽に使える。

ツールとして完成されている

RedmineOSSオープンソースソフトウェア)であり、拡張性が高いといえば高い。しかしある程度形になっているので、自分でチューニングしたいというほどではない。あるものをそのまま使えばよい。 以前家計簿をエクセルで作っていたときは、全てを一から作っていたので、ある意味拡張性が高すぎたがゆえにうまくいかなかった。これは無駄に凝らずに済むかと思う。

導入について

詳しい使い方などは、ちょっとでも気になった人がいれば、 redmine.jp このページを参照してもらうとして、

僕はこれをどう自分の環境に導入したのかだけ、ざっくりと記載しておきたい。

実はこのRedmineには、使うためのいろいろな方法がある。

1. My Redmine

My Redmine - プロジェクト管理ソフトウェア RedmineのSaaS

Redmineをより手軽に使ってもらおうという有料サービス。実際にRedmine自体の管理は全てサービス側に任せておけるというもの。導入している会社も多いようだ(個人的にはかなり高い価格設定に感じるが)。

2. 自宅サーバを活用し、自分でRedmine環境を構築する

Redmineは初めに言ったように、社内のプロジェクト管理システムであって、本来はサーバが必要なものだ。 これは、自分の仕事の分野であるし、将来的にやりたいことではあるが、いろいろとコストがかかる。サーバは自宅でなくて、AWSなどのクラウドサービスを活用してもいいと思う。

3. Bitnami Redmine

Bitnamiというのは様々なOSSをパッケージして活用しやすいようにしている会社のようだ。 そのパッケージされたものは、手軽に使えるので、なんとWindowsの普通のパソコンにもインストールできる。 やりかたは調べるといろいろ出てくるので、ここでは触れない。

…というわけで、僕はこの3つ目のBitnami Redmineを自分のPC(しかもSDカード)にインストールして活用している。PCのIPを固定したので、別のPCからもアクセスしようとすればできなくはない(いまのところその必要はほとんどないが)。

まとめ

以上、今週のお題「新生活、これがオススメ!」ということで、プロジェクト管理ツール Redmine を紹介した。 新生活、まだまだ始まったばかりという時期。自己管理の方法は後から考えてもなかなか浸透させにくいものだと思うので、ぜひこのタイミングでいかがだろうか。

他にも同じようなプロジェクト管理ツール・サービスはいろいろある(SlackとかBacklogとか)ので、興味があれば一度調べてみてほし